黒田の魔球 打者の攻略法は [スポーツ]
メジャーから凱旋した広島の黒田博樹(40)のオープン戦初登板は、
対戦したヤクルトだけでなく、ライバル各球団に衝撃を与えた。
8日に対戦したヤクルトの真中監督は
「なんとか対策を考えないといけない」と
言葉を搾り出した。
このまま順調にいけば、
黒田の登板は開幕第3戦目となる29日にヤクルト戦(マツダ)。
最初に黒田と対峙するヤクルトが表情を曇らせるにも当然だろう。
打者13人がパーフェクトに抑えられた。39球のうちストレートは3球ほど。
ツーシーム、カーブ、スプリットに翻弄されたが、特にヤクルト打線を悩ませたのが、
フロントドア、バックドアと呼ばれるツーシーム。
畠山が、「まっすぐと同じ軌道でくるので、意識すると振ってしまう」と言えば、フロントドアと呼ばれる左打者のインサイドのボールからストライクにはいってくるツーシームに手が出ず、見逃しの三振の終わった藤井は「左打者の内角へのツーシームという配球は頭になかった」と打ち明けた。
メジャーでの黒田の生き残りの武器は、ツーシーム、カットというボールの握りだけをストレートと変えて小さく変化させる、いわゆるムービングファストボールと言われる変化球の会得だった。だが、それは、公式球が日本のそれに比べて、やや大きく縫い目が高いため、ボールの変化が大きくなるというメジャーの特性に合わせた適応。逆に日本のボールやマウンドで、「小さく動くボール」が通用するかどうかを黒田も心配していて「まだいいボールと悪いボールがある。いいボールをもっと増やさないと」と語っているのだが、その適応テストは、上々どころか、ライバル球団に脅威を与えるほどの仕上がりなのだ。
ネット裏に陣取った各球団のスコアラーも「ストレートと同じタイミングで来るツーシームが厄介だ」と声をそろえていた。
北京五輪で日本代表チームのスコアラーを務めた三宅博氏も、「スコアラー泣かせだ。ストレートのタイミングできて変化するボール、ツーシームに関しては、その球筋などは、実際にバッターボックスに立って肌で感じなければ、なかなかミーティングだけでは伝えきらないし攻略も立てにくい。まず打席に立ってからというような形になると、全球団が、ひとまわりするまでは、どこも対策を立てにくくなるのではないか。となると、ひとまわり各球団に投げるまで、黒田は安定した結果を出す可能性は高い」と、黒田のツーシーム攻略がいかに難しいかを説明してくれた。
では、黒田の魔球ともいえるツーシームは攻略できないのか?
そういう黒田無敵説に「待て!」と声を挙げるのは阪神DCで評論家の掛布雅之氏だ。
「ヤクルト打線は若いので黒田に対してどんどん振ってきた。メジャーも振ってくるので、小さくボールを動かして、ほんの数センチ芯を外す黒田のピッチングの掌中に入ってしまったのだろう。
だが、日本の野球は力対力のメジャーの野球とは違い、データを集めて、しっかりとした対策を練ってくる。ボールを見極め、低めには手を出さないこと、左打者はフロントドアに対応するため、反対方向への打球を意識しておくことを徹底すれば、ポイントが近くなって、これまで打ち取られてきたボールをファウルにして球数を投げさせることも可能になってくるだろう。そこでストレートに勝負を仕掛けて、もし黒田の、そのストレートに球威がなければ、さすがの彼も苦しくなる。
また先に広島に点を取られると、攻略が厄介になるピッチャーなので、黒田とマッチアップする相手チームは、味方のピッチャーががんばることが、黒田攻略の糸口のひとつになるのかもしれない。どのチームも慣れるまでは、苦労するかもしれないが、彼の凄さを敬意した上で、あえて発言するならば、手も足も出ないというピッチャーではないと、私は見ている」
黒田は、どんどんストライクゾーンで勝負してくる。「ストライクでプレッシャーをかけていきたい」と本人も語っている。つまりストライクゾーンを使ってツーシームを投げわけてくるため、打者も打ち急ぎ、動くボールの餌食になっていく。ただ、掛布氏が指摘するように反対方向への打球を意識することで、ボールを見極めて、ひっかけたり、詰まったりする打球を減らしていけば、黒田のリズムを狂わせる可能性もあるのかもしれない。
前述の三宅氏も、「ストレートとの見分けがつかないわけだから、攻略するならば、ストライクゾーンを二等分して、低めはすべて捨て、高めにくるコントロールミスのツーシームと、カットに的を絞るようなことしかできないだろう。メジャーでは、そこをホームランにされる場面も、多く記憶に残っている」という。
実際、メジャーで黒田は抜群の安定感で、シーズン200イニングをクリアして、ローテーションを守ったが、防御率が飛びぬけてよかったわけではない。点を奪われながらも粘り強いピッチングを続けるのが信条だったのである。
いずれにしろメジャーでガラっとスタイルを変えて凱旋した黒田の対策、とくに魔球ともいえるツーシーム攻略は、ライバル球団にとって頭痛の種になりそうな気配である。
対戦したヤクルトだけでなく、ライバル各球団に衝撃を与えた。
8日に対戦したヤクルトの真中監督は
「なんとか対策を考えないといけない」と
言葉を搾り出した。
このまま順調にいけば、
黒田の登板は開幕第3戦目となる29日にヤクルト戦(マツダ)。
最初に黒田と対峙するヤクルトが表情を曇らせるにも当然だろう。
打者13人がパーフェクトに抑えられた。39球のうちストレートは3球ほど。
ツーシーム、カーブ、スプリットに翻弄されたが、特にヤクルト打線を悩ませたのが、
フロントドア、バックドアと呼ばれるツーシーム。
畠山が、「まっすぐと同じ軌道でくるので、意識すると振ってしまう」と言えば、フロントドアと呼ばれる左打者のインサイドのボールからストライクにはいってくるツーシームに手が出ず、見逃しの三振の終わった藤井は「左打者の内角へのツーシームという配球は頭になかった」と打ち明けた。
メジャーでの黒田の生き残りの武器は、ツーシーム、カットというボールの握りだけをストレートと変えて小さく変化させる、いわゆるムービングファストボールと言われる変化球の会得だった。だが、それは、公式球が日本のそれに比べて、やや大きく縫い目が高いため、ボールの変化が大きくなるというメジャーの特性に合わせた適応。逆に日本のボールやマウンドで、「小さく動くボール」が通用するかどうかを黒田も心配していて「まだいいボールと悪いボールがある。いいボールをもっと増やさないと」と語っているのだが、その適応テストは、上々どころか、ライバル球団に脅威を与えるほどの仕上がりなのだ。
ネット裏に陣取った各球団のスコアラーも「ストレートと同じタイミングで来るツーシームが厄介だ」と声をそろえていた。
北京五輪で日本代表チームのスコアラーを務めた三宅博氏も、「スコアラー泣かせだ。ストレートのタイミングできて変化するボール、ツーシームに関しては、その球筋などは、実際にバッターボックスに立って肌で感じなければ、なかなかミーティングだけでは伝えきらないし攻略も立てにくい。まず打席に立ってからというような形になると、全球団が、ひとまわりするまでは、どこも対策を立てにくくなるのではないか。となると、ひとまわり各球団に投げるまで、黒田は安定した結果を出す可能性は高い」と、黒田のツーシーム攻略がいかに難しいかを説明してくれた。
では、黒田の魔球ともいえるツーシームは攻略できないのか?
そういう黒田無敵説に「待て!」と声を挙げるのは阪神DCで評論家の掛布雅之氏だ。
「ヤクルト打線は若いので黒田に対してどんどん振ってきた。メジャーも振ってくるので、小さくボールを動かして、ほんの数センチ芯を外す黒田のピッチングの掌中に入ってしまったのだろう。
だが、日本の野球は力対力のメジャーの野球とは違い、データを集めて、しっかりとした対策を練ってくる。ボールを見極め、低めには手を出さないこと、左打者はフロントドアに対応するため、反対方向への打球を意識しておくことを徹底すれば、ポイントが近くなって、これまで打ち取られてきたボールをファウルにして球数を投げさせることも可能になってくるだろう。そこでストレートに勝負を仕掛けて、もし黒田の、そのストレートに球威がなければ、さすがの彼も苦しくなる。
また先に広島に点を取られると、攻略が厄介になるピッチャーなので、黒田とマッチアップする相手チームは、味方のピッチャーががんばることが、黒田攻略の糸口のひとつになるのかもしれない。どのチームも慣れるまでは、苦労するかもしれないが、彼の凄さを敬意した上で、あえて発言するならば、手も足も出ないというピッチャーではないと、私は見ている」
黒田は、どんどんストライクゾーンで勝負してくる。「ストライクでプレッシャーをかけていきたい」と本人も語っている。つまりストライクゾーンを使ってツーシームを投げわけてくるため、打者も打ち急ぎ、動くボールの餌食になっていく。ただ、掛布氏が指摘するように反対方向への打球を意識することで、ボールを見極めて、ひっかけたり、詰まったりする打球を減らしていけば、黒田のリズムを狂わせる可能性もあるのかもしれない。
前述の三宅氏も、「ストレートとの見分けがつかないわけだから、攻略するならば、ストライクゾーンを二等分して、低めはすべて捨て、高めにくるコントロールミスのツーシームと、カットに的を絞るようなことしかできないだろう。メジャーでは、そこをホームランにされる場面も、多く記憶に残っている」という。
実際、メジャーで黒田は抜群の安定感で、シーズン200イニングをクリアして、ローテーションを守ったが、防御率が飛びぬけてよかったわけではない。点を奪われながらも粘り強いピッチングを続けるのが信条だったのである。
いずれにしろメジャーでガラっとスタイルを変えて凱旋した黒田の対策、とくに魔球ともいえるツーシーム攻略は、ライバル球団にとって頭痛の種になりそうな気配である。
逸ノ城が2つ目金星 押し出しで日馬破った 「来場所三役になるように」 [スポーツ]
「大相撲春場所・3日目」(10日、ボディメーカーコロシアム)
平幕陥落から三役返り咲きを狙う前頭筆頭・逸ノ城(21)=湊=が
横綱日馬富士(30)=伊勢ケ浜=を破り、
昨年9月の秋場所で鶴竜(29)=井筒=に勝って以来、2つ目の金星を挙げた。
【写真】「親の方にも投げた」、逸ノ城が初豆まき「みんな欲しくて必死」
立ち合い200キロ超の体で力強く当たると、右のど輪に耐えて前へ出た。いなされたが残して、素早い相手にも先手を取らせない。最後は両手で押し倒し、土俵外に飛ばした。
日馬富士に初勝利の逸ノ城は「うれしい。良かったです。前に出て勝ったので。内容が良かった。横綱に当たり負けしないように思いきりいきました」と顔をほころばせ、「来場所三役になるように頑張ります」と気合を込めた。
逸ノ城は新入幕の前頭10枚目だった昨年秋場所13日目に横綱鶴竜を破り、初土俵から5場所目で史上最速の金星をつかんでいる。これまで2戦2敗だった相手に、会心の相撲。1つ目の金星は変化してのものだけに「全然、(喜びが)違うっす。強かったと思う」と、笑顔満開だった。
平幕陥落から三役返り咲きを狙う前頭筆頭・逸ノ城(21)=湊=が
横綱日馬富士(30)=伊勢ケ浜=を破り、
昨年9月の秋場所で鶴竜(29)=井筒=に勝って以来、2つ目の金星を挙げた。
【写真】「親の方にも投げた」、逸ノ城が初豆まき「みんな欲しくて必死」
立ち合い200キロ超の体で力強く当たると、右のど輪に耐えて前へ出た。いなされたが残して、素早い相手にも先手を取らせない。最後は両手で押し倒し、土俵外に飛ばした。
日馬富士に初勝利の逸ノ城は「うれしい。良かったです。前に出て勝ったので。内容が良かった。横綱に当たり負けしないように思いきりいきました」と顔をほころばせ、「来場所三役になるように頑張ります」と気合を込めた。
逸ノ城は新入幕の前頭10枚目だった昨年秋場所13日目に横綱鶴竜を破り、初土俵から5場所目で史上最速の金星をつかんでいる。これまで2戦2敗だった相手に、会心の相撲。1つ目の金星は変化してのものだけに「全然、(喜びが)違うっす。強かったと思う」と、笑顔満開だった。
大田と中田 5年で残酷な格差 [スポーツ]
かつて「平成のON」と将来を嘱望されていた2人の若き大砲。
日本ハム・中田翔内野手(25)は日本の4番打者に成長したが、
巨人・大田泰示外野手(24)は今が1軍定着の正念場だ。
4日、札幌ドームでの日本ハムとのオープン戦に大田は「1番・中堅」で先発。オープン戦初戦から4試合連続で4番を張ったが結果を出せず、3日の同カードでスタメンから外された。
仕切り直しとなったこの日の第1打席は、2球目のファーストストライクを叩き中前打。2回の2打席目は凡退したが「毎回がアピールの場。安打でも凡打でも一喜一憂せず、気持ちにムラをつくらないよう打席に入る」という“思考停止打法”が5回の3打席目に炸裂。再びファーストストライクを強振し、三塁内野安打をマークした。
先発復帰での2安打。原監督は「ヘッヘッヘッ…。泰示は一喜一憂しながら見ると楽しいね」とご満悦。未完の大器は7年目でようやく、初の開幕スタメンをつかみ取ろうかという段階にある。
6年前の2009年。大田はいまや侍ジャパンでも主砲を務める日本ハムの4番・中田と同じ土俵の上にいた。中田は超高校級の怪物打者として入団しながら伸び悩む2年目。同じ広島出身で高卒スラッガーの大田は「中田以上」との呼び声が高い有望新人だった。
2人は札幌ドームで行われた同年の2軍選手による「フレッシュオールスター」で、イースタン・リーグ選抜の3、4番でそろい踏み。MVPに輝いた中田は表向き「やっぱ俺はもってるわ」と喜んだが「2軍でなんぼ打ってもしゃあない」と本音もこぼしていた。
それでも4年目の11年に1軍定着。翌12年から4番を張って昨季は打点王に輝いた。チャンスがもらえず腐りかけた日々も今は「ただ単に力が足りなかっただけ」と振り返ることができる。
一方の大田はさらに伸び悩み、まだ規定打席にも達していない。今季の推定年俸は中田が2億円で大田が1900万円。5年の歳月がもたらした差は残酷なほどに大きい。
3日の試合前練習中、巨人ベンチ前で大田としばし談笑する中田の姿があった。かつて自分もくぐった試練の中にいる同郷の後輩に「チームの雰囲気とかは分からないけど、つらい中でがんばってると思うよ」とエールを送る。日の丸を背負って再び中軸を組む日がくるだろうか。
日本ハム・中田翔内野手(25)は日本の4番打者に成長したが、
巨人・大田泰示外野手(24)は今が1軍定着の正念場だ。
4日、札幌ドームでの日本ハムとのオープン戦に大田は「1番・中堅」で先発。オープン戦初戦から4試合連続で4番を張ったが結果を出せず、3日の同カードでスタメンから外された。
仕切り直しとなったこの日の第1打席は、2球目のファーストストライクを叩き中前打。2回の2打席目は凡退したが「毎回がアピールの場。安打でも凡打でも一喜一憂せず、気持ちにムラをつくらないよう打席に入る」という“思考停止打法”が5回の3打席目に炸裂。再びファーストストライクを強振し、三塁内野安打をマークした。
先発復帰での2安打。原監督は「ヘッヘッヘッ…。泰示は一喜一憂しながら見ると楽しいね」とご満悦。未完の大器は7年目でようやく、初の開幕スタメンをつかみ取ろうかという段階にある。
6年前の2009年。大田はいまや侍ジャパンでも主砲を務める日本ハムの4番・中田と同じ土俵の上にいた。中田は超高校級の怪物打者として入団しながら伸び悩む2年目。同じ広島出身で高卒スラッガーの大田は「中田以上」との呼び声が高い有望新人だった。
2人は札幌ドームで行われた同年の2軍選手による「フレッシュオールスター」で、イースタン・リーグ選抜の3、4番でそろい踏み。MVPに輝いた中田は表向き「やっぱ俺はもってるわ」と喜んだが「2軍でなんぼ打ってもしゃあない」と本音もこぼしていた。
それでも4年目の11年に1軍定着。翌12年から4番を張って昨季は打点王に輝いた。チャンスがもらえず腐りかけた日々も今は「ただ単に力が足りなかっただけ」と振り返ることができる。
一方の大田はさらに伸び悩み、まだ規定打席にも達していない。今季の推定年俸は中田が2億円で大田が1900万円。5年の歳月がもたらした差は残酷なほどに大きい。
3日の試合前練習中、巨人ベンチ前で大田としばし談笑する中田の姿があった。かつて自分もくぐった試練の中にいる同郷の後輩に「チームの雰囲気とかは分からないけど、つらい中でがんばってると思うよ」とエールを送る。日の丸を背負って再び中軸を組む日がくるだろうか。
ハリル新監督内定 正式契約へ [スポーツ]
前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(62=ボスニア・ヘルツェゴビナ)の
サッカー日本代表監督就任が内定した。
日本協会が同氏と監督就任の仮契約を結んだことが4日、明らかになった。
渡欧して交渉に当たっていた日本協会の霜田正浩強化担当技術委員長がこの日、帰国。「今はまだ何も話せません。話せる時が来たら話します。いつ話せるか? そろそろ」と慎重ながら前向きに話した。契約の細部を確認した上で12日の理事会で承認し、今月中旬にハリルホジッチ氏が来日して正式契約を結ぶ。
南米連盟の会議出席のためアスンシオンに滞在中の日本協会大仁邦弥会長もこの日「細かいところに問題がなければ12日(の理事会)に諮れる」と明言し、就任内定を事実上、認めた。今日5日にも霜田氏が現状を説明する方向だ。
今後は日本協会内で契約書の細部や言い回しなどの最終確認を行った上で、12日の日本協会理事会で承認されて正式決定。その後、ハリルホジッチ氏が来日して正式契約を結ぶ。既に同氏は日本の就労ビザ取得に動いており、手続きが順調に進めば、今月下旬の親善試合2試合、事前の国内合宿から指揮を執る。。
サッカー日本代表監督就任が内定した。
日本協会が同氏と監督就任の仮契約を結んだことが4日、明らかになった。
渡欧して交渉に当たっていた日本協会の霜田正浩強化担当技術委員長がこの日、帰国。「今はまだ何も話せません。話せる時が来たら話します。いつ話せるか? そろそろ」と慎重ながら前向きに話した。契約の細部を確認した上で12日の理事会で承認し、今月中旬にハリルホジッチ氏が来日して正式契約を結ぶ。
南米連盟の会議出席のためアスンシオンに滞在中の日本協会大仁邦弥会長もこの日「細かいところに問題がなければ12日(の理事会)に諮れる」と明言し、就任内定を事実上、認めた。今日5日にも霜田氏が現状を説明する方向だ。
今後は日本協会内で契約書の細部や言い回しなどの最終確認を行った上で、12日の日本協会理事会で承認されて正式決定。その後、ハリルホジッチ氏が来日して正式契約を結ぶ。既に同氏は日本の就労ビザ取得に動いており、手続きが順調に進めば、今月下旬の親善試合2試合、事前の国内合宿から指揮を執る。。
[国内杯]柿谷がスイス移籍後初のハットトリックで指揮官に猛アピール! [スポーツ]
[3.5 スイス国内杯準々決勝 ミュンジンゲン1-6バーゼル]
スイス国内杯は5日、各地で準々決勝を行った。
FW柿谷曜一朗の所属するバーゼルは敵地でミュンジンゲン(3部)と対戦し、
6-1で勝利。危なげなく準決勝進出を決めた。なお、準決勝は4月8日に行われる。
柿谷がパウロ・ソウザ監督に猛アピールだ。今季加入した柿谷はリーグ序盤こそ出場機会に恵まれたが、結果を残せないでいると、負傷離脱したエースFWマルコ・シュトレラーの穴を埋めた18歳のエンボロの活躍もあり、徐々に出場機会が減少。欧州CLにも出場する過密日程の中でも柿谷はベンチメンバーから外れることも多くなっていった。
それでもこの日、昨年11月23日のリーグ第16節アーラウ戦以来、公式戦10試合ぶりの先発に名を連ねた柿谷。チームが前半7分にMFアハメド・ハムディのゴールで先制するもなかなかボールに触れない時間が立ち上がりから続いたが、同24分、MFダビデ・カラの自陣からのフィードをピタッと足もとにおさめ、相手の裏へ抜け出すと細かいタッチのドリブルで相手GKをかわしてPA右から無人のゴールに右足シュート。柿谷が昨年10月29日の国内杯3回戦ボーレン戦以来、約4か月ぶりのゴールを挙げた。
このゴールで勢いづいたバーゼルは、前半34分にFWブレール・エンボロ、同40分にはMFマティアス・デルガドがPKを決めて、一気に突き放すと柿谷もこれに続く。同42分、MFファビアン・フライとのワンツーで抜け出したエンボロの横パスを左足で決め、スイス移籍後初の1試合2ゴールを挙げた。
5-0で折り返した後半7分、カラが右から折り返したボールに柿谷がフリーで飛び込んだが、ボールを軸足に当ててしまい、決定機を逃す。それでも同14分、流れるようなパスワークからPA内でMFアルビアン・アジェティのパスを受けた柿谷が、飛び出したGKを嘲笑うかのように浮かしたトラップでかわし、右足で無人のゴールに流し込み、ハットトリック達成。
その後、チームは後半36分に1点を許したが、6-1で快勝。3得点を挙げた柿谷もフル出場を果たし、チームの勝利に大きく貢献した。
スイス国内杯は5日、各地で準々決勝を行った。
FW柿谷曜一朗の所属するバーゼルは敵地でミュンジンゲン(3部)と対戦し、
6-1で勝利。危なげなく準決勝進出を決めた。なお、準決勝は4月8日に行われる。
柿谷がパウロ・ソウザ監督に猛アピールだ。今季加入した柿谷はリーグ序盤こそ出場機会に恵まれたが、結果を残せないでいると、負傷離脱したエースFWマルコ・シュトレラーの穴を埋めた18歳のエンボロの活躍もあり、徐々に出場機会が減少。欧州CLにも出場する過密日程の中でも柿谷はベンチメンバーから外れることも多くなっていった。
それでもこの日、昨年11月23日のリーグ第16節アーラウ戦以来、公式戦10試合ぶりの先発に名を連ねた柿谷。チームが前半7分にMFアハメド・ハムディのゴールで先制するもなかなかボールに触れない時間が立ち上がりから続いたが、同24分、MFダビデ・カラの自陣からのフィードをピタッと足もとにおさめ、相手の裏へ抜け出すと細かいタッチのドリブルで相手GKをかわしてPA右から無人のゴールに右足シュート。柿谷が昨年10月29日の国内杯3回戦ボーレン戦以来、約4か月ぶりのゴールを挙げた。
このゴールで勢いづいたバーゼルは、前半34分にFWブレール・エンボロ、同40分にはMFマティアス・デルガドがPKを決めて、一気に突き放すと柿谷もこれに続く。同42分、MFファビアン・フライとのワンツーで抜け出したエンボロの横パスを左足で決め、スイス移籍後初の1試合2ゴールを挙げた。
5-0で折り返した後半7分、カラが右から折り返したボールに柿谷がフリーで飛び込んだが、ボールを軸足に当ててしまい、決定機を逃す。それでも同14分、流れるようなパスワークからPA内でMFアルビアン・アジェティのパスを受けた柿谷が、飛び出したGKを嘲笑うかのように浮かしたトラップでかわし、右足で無人のゴールに流し込み、ハットトリック達成。
その後、チームは後半36分に1点を許したが、6-1で快勝。3得点を挙げた柿谷もフル出場を果たし、チームの勝利に大きく貢献した。
プロ野球>山本昌が1球で降板 右膝痛める [スポーツ]
中日山本昌が下半身に違和感 1球で降板 [スポーツ]
世界ランク4位に!!しかし クールな錦織「申し訳ないが、どうも思わない」 [スポーツ]
1回戦から3試合連続ストレート勝ちしてきた錦織が、
やや苦しみながら出場2大会連続優勝に王手をかけた。
今月のメンフィス・オープン決勝でストレート勝ちしている世界ランキング15位のアンダーソンに、
今大会初めてセットを奪われた。
第1セットで72%だった第1サーブの成功率が、
第2セットでは29%。「原因は分からない」と首をかしげ、リズムに乗れないまま最終第3セットにもつれ込んだ。
その第1ゲームをいきなりブレイクされ、「焦りはあった」と錦織。だが、続く第2ゲームをすかさずブレイクし返して相手の勢いを止め、底力で2時間1分の試合を制した。
これで世界ランキングは少なくとも4位に上がることが確定した。それでも、「本当に申し訳ないんですけど、(ランキングは)そんなにどうも思ってなくて……」。周囲の興奮をよそに、25歳が苦笑いを浮かべた。
やや苦しみながら出場2大会連続優勝に王手をかけた。
今月のメンフィス・オープン決勝でストレート勝ちしている世界ランキング15位のアンダーソンに、
今大会初めてセットを奪われた。
第1セットで72%だった第1サーブの成功率が、
第2セットでは29%。「原因は分からない」と首をかしげ、リズムに乗れないまま最終第3セットにもつれ込んだ。
その第1ゲームをいきなりブレイクされ、「焦りはあった」と錦織。だが、続く第2ゲームをすかさずブレイクし返して相手の勢いを止め、底力で2時間1分の試合を制した。
これで世界ランキングは少なくとも4位に上がることが確定した。それでも、「本当に申し訳ないんですけど、(ランキングは)そんなにどうも思ってなくて……」。周囲の興奮をよそに、25歳が苦笑いを浮かべた。
ダルビッシュ 苦言 ちゃんと裏とって [スポーツ]
大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(28)が23日(日本時間24日)、
交際中の山本聖子さん(34)について、妊娠4カ月であることをツイッターで明らかにした。
22日(同23日)に公式ブログで発表した際には明かしていなかったが、
「妊娠6カ月以上」との報道があったことから
「×妊娠6ヶ月以上→○妊娠4ヶ月 ちゃんと裏付け取ってからお願いします」と念を押した。
ダルビッシュは昨年11月、ツイッターで山本さんとの交際を公表しているが、今回の妊娠については「年末に入って分かったことですが安定期に入ったこのタイミングで発表させて頂きます」と、交際発表の後に判明したことを強調した。
妊娠6カ月以上なら交際発表の際にはもう分かっていたのでは、との疑問も起こるが、4カ月であれば自然な流れとなる。
交際中の山本聖子さん(34)について、妊娠4カ月であることをツイッターで明らかにした。
22日(同23日)に公式ブログで発表した際には明かしていなかったが、
「妊娠6カ月以上」との報道があったことから
「×妊娠6ヶ月以上→○妊娠4ヶ月 ちゃんと裏付け取ってからお願いします」と念を押した。
ダルビッシュは昨年11月、ツイッターで山本さんとの交際を公表しているが、今回の妊娠については「年末に入って分かったことですが安定期に入ったこのタイミングで発表させて頂きます」と、交際発表の後に判明したことを強調した。
妊娠6カ月以上なら交際発表の際にはもう分かっていたのでは、との疑問も起こるが、4カ月であれば自然な流れとなる。
ダルビッシュ&聖子「妊娠」に「大丈夫?」の声 余計なお世話?「離婚後300日」問題が心配な人々 [スポーツ]
米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(28)が2015年2月22日、
交際中の女子レスリング元世界王者・山本聖子さん(34)の
妊娠を公式ブログで発表した。
2人の交際については、
ダルビッシュ投手が14年11月にツイッターで公表したばかり。
ラブラブな「ハグ写真」を披露したことでも注目を集めたが、
早くも新たな家族を迎えることになるようだ。ネットでは2人を祝福する声が多く見られたが、なかには出産をめぐる「ある懸念」に触れる人もいる。
■「十種競技こなしたりしそう」「室伏を超える身体能力」
ダルビッシュ投手は22日にブログを更新し、「私事ではございますが、かねてからお付き合いさせて頂いている山本聖子さんとの間に新しい命を授かりました」と報告した。「入籍等はまだ未定」とのことで、「これから共に生きていく人としてお互いお付き合いさせて頂いている事もご理解頂ければ幸いです」と綴った。
ダルビッシュ投手は07年11月にタレントの紗栄子さん(28)と結婚。2児をもうけたが、12年1月に離婚した。一方の山本さんも06年3月に結婚したハンドボール日本代表の永島英明さん(37)との間に1児を授かったが、14年9月に離婚している。
女性は、離婚後6か月間は再婚できないと民法で定められているため、少なくとも現時点では入籍することができない。とはいえ2人は「すでに一緒に住んでいる『事実婚』状態」(スポーツ報知)、「オフに婚姻届を出す予定」(スポニチ)とも報じられており、入籍を急いでいるわけではないようだ。
妊娠報道を受け、ブログのコメント欄は祝福ムード一色に染まっている。一流アスリート同士の子供とあり、ネット上でも「最強の子」「レスリング一族と野球の天才の子供か」「生まれてくる子供、涼しい顔して十種競技こなしたりしそう」「ついに室伏を超える身体能力の人間が誕生する予感」などと大盛り上がりだ。
だが一方で、子供を巡っては「大丈夫なの?」と心配する声も少なくない。いわゆる「離婚後300日問題」の可能性を指摘するものだ。民法上、離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子と推定されるため、戸籍上も血縁上の父を父として出生届を提出しても受理されないようになっている。
出産は6月~8月頃か
妊娠について、ダルビッシュ投手のブログには「年末に入って分かったことですが安定期に入ったこのタイミングで発表させて頂きます」と説明があるのみだ。ただ、複数メディアは具体的な妊娠月数を関係者の話として報じている。
各社バラつきがあり、スポーツ報知は「現在妊娠4か月で、夏に出産予定」。スポニチアネックスは「現在妊娠6か月以上経過」。朝日新聞出版サイト「dot.」では「山本は妊娠6か月に入るそう」と伝えている。所属事務所は「プライベートな部分なのでお答えできません。色々報道が出ていますがご想像にお任せいたします」とのコメントで、詳しい時期は分からなかったが、「安定期」とは一般的に妊娠5か月目以降を指す。情報を総合すると、出産は概ね6月頃から8月頃とみてよさそうだ。
山本さんの離婚は14年9月22日に事務所から発表があったため、離婚した日もこの頃だとすれば、「300日」後は7月中旬頃になる。6~8月頃かとみられる出産時期によっては問題に直面する可能性はありそうだ。法務省の説明文などに照らし合わせると、山本さんの子供が離婚後の妊娠だと証明できずに民法上の「嫡出推定が及ぶ」とみなされた場合、戸籍上でダルビッシュ投手の子供とするには、原則として前夫が「嫡出否認」の調停を家庭裁判所に申し立てて承認を受ける必要があるという。
もっとも離婚日や妊娠時期など詳しい事情が分からないため、ネット上で広がる心配は憶測をもとにしたものに過ぎない。とはいえ「300日問題はクリアできるのか?」「いろいろ大変になりそうだな」といった声がいくつも出ており、関心の高さがうかがえる。
交際中の女子レスリング元世界王者・山本聖子さん(34)の
妊娠を公式ブログで発表した。
2人の交際については、
ダルビッシュ投手が14年11月にツイッターで公表したばかり。
ラブラブな「ハグ写真」を披露したことでも注目を集めたが、
早くも新たな家族を迎えることになるようだ。ネットでは2人を祝福する声が多く見られたが、なかには出産をめぐる「ある懸念」に触れる人もいる。
■「十種競技こなしたりしそう」「室伏を超える身体能力」
ダルビッシュ投手は22日にブログを更新し、「私事ではございますが、かねてからお付き合いさせて頂いている山本聖子さんとの間に新しい命を授かりました」と報告した。「入籍等はまだ未定」とのことで、「これから共に生きていく人としてお互いお付き合いさせて頂いている事もご理解頂ければ幸いです」と綴った。
ダルビッシュ投手は07年11月にタレントの紗栄子さん(28)と結婚。2児をもうけたが、12年1月に離婚した。一方の山本さんも06年3月に結婚したハンドボール日本代表の永島英明さん(37)との間に1児を授かったが、14年9月に離婚している。
女性は、離婚後6か月間は再婚できないと民法で定められているため、少なくとも現時点では入籍することができない。とはいえ2人は「すでに一緒に住んでいる『事実婚』状態」(スポーツ報知)、「オフに婚姻届を出す予定」(スポニチ)とも報じられており、入籍を急いでいるわけではないようだ。
妊娠報道を受け、ブログのコメント欄は祝福ムード一色に染まっている。一流アスリート同士の子供とあり、ネット上でも「最強の子」「レスリング一族と野球の天才の子供か」「生まれてくる子供、涼しい顔して十種競技こなしたりしそう」「ついに室伏を超える身体能力の人間が誕生する予感」などと大盛り上がりだ。
だが一方で、子供を巡っては「大丈夫なの?」と心配する声も少なくない。いわゆる「離婚後300日問題」の可能性を指摘するものだ。民法上、離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子と推定されるため、戸籍上も血縁上の父を父として出生届を提出しても受理されないようになっている。
出産は6月~8月頃か
妊娠について、ダルビッシュ投手のブログには「年末に入って分かったことですが安定期に入ったこのタイミングで発表させて頂きます」と説明があるのみだ。ただ、複数メディアは具体的な妊娠月数を関係者の話として報じている。
各社バラつきがあり、スポーツ報知は「現在妊娠4か月で、夏に出産予定」。スポニチアネックスは「現在妊娠6か月以上経過」。朝日新聞出版サイト「dot.」では「山本は妊娠6か月に入るそう」と伝えている。所属事務所は「プライベートな部分なのでお答えできません。色々報道が出ていますがご想像にお任せいたします」とのコメントで、詳しい時期は分からなかったが、「安定期」とは一般的に妊娠5か月目以降を指す。情報を総合すると、出産は概ね6月頃から8月頃とみてよさそうだ。
山本さんの離婚は14年9月22日に事務所から発表があったため、離婚した日もこの頃だとすれば、「300日」後は7月中旬頃になる。6~8月頃かとみられる出産時期によっては問題に直面する可能性はありそうだ。法務省の説明文などに照らし合わせると、山本さんの子供が離婚後の妊娠だと証明できずに民法上の「嫡出推定が及ぶ」とみなされた場合、戸籍上でダルビッシュ投手の子供とするには、原則として前夫が「嫡出否認」の調停を家庭裁判所に申し立てて承認を受ける必要があるという。
もっとも離婚日や妊娠時期など詳しい事情が分からないため、ネット上で広がる心配は憶測をもとにしたものに過ぎない。とはいえ「300日問題はクリアできるのか?」「いろいろ大変になりそうだな」といった声がいくつも出ており、関心の高さがうかがえる。