待機児童 17年度ゼロは困難か [ニュース]
◇整備追いつかず、0~2歳児で全国で5万人分不足
保育所に入れない待機児童をゼロとする政府目標の2017年度でもなお、需要に対し整備が追いつかず、0~2歳児の保育の受け皿は、全国で約5万人分不足することが28日、厚生労働省などの調べで明らかになった。同日あった政府の「子ども・子育て会議」に示された。
来年4月から始まる子育て支援の新制度では、市町村ごとに潜在的な需要も含めた保育のニーズを調査し、それに応じた量の保育の受け皿を、計画的に整備するよう自治体に義務付けている。
現在策定中の各市町村の整備計画を厚労省がまとめたところ、全国で保育を必要とする0~2歳児は、17年度で約116万人。これに対し、確保できる定員は111万4000人にとどまり、約5万人分が不足する見通しとなった。15年度は約9万人、16年度も約5万人分が不足する見込み。
安倍晋三首相は成長戦略の中で女性活躍推進に向けて「待機児童ゼロ」を掲げ、昨年度から「待機児童解消加速化プラン」を実施。17年度に保育需要がピークを迎えるとして、受け皿の確保を急いでいた。
しかし、17年度以降は出生数の減少に伴い、施設が余ることも見込まれるため、過剰な整備を嫌う自治体が需要に対し整備を少なめに見積もった結果、目標達成が難しくなったとみられる。
政府担当者は、加速化プランで着実に整備は進んでいるとし「市町村が低く見積もっても、国の後押しで必要な量は確保できる」と説明している。
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保育所に入れない待機児童をゼロとする政府目標の2017年度でもなお、需要に対し整備が追いつかず、0~2歳児の保育の受け皿は、全国で約5万人分不足することが28日、厚生労働省などの調べで明らかになった。同日あった政府の「子ども・子育て会議」に示された。
来年4月から始まる子育て支援の新制度では、市町村ごとに潜在的な需要も含めた保育のニーズを調査し、それに応じた量の保育の受け皿を、計画的に整備するよう自治体に義務付けている。
現在策定中の各市町村の整備計画を厚労省がまとめたところ、全国で保育を必要とする0~2歳児は、17年度で約116万人。これに対し、確保できる定員は111万4000人にとどまり、約5万人分が不足する見通しとなった。15年度は約9万人、16年度も約5万人分が不足する見込み。
安倍晋三首相は成長戦略の中で女性活躍推進に向けて「待機児童ゼロ」を掲げ、昨年度から「待機児童解消加速化プラン」を実施。17年度に保育需要がピークを迎えるとして、受け皿の確保を急いでいた。
しかし、17年度以降は出生数の減少に伴い、施設が余ることも見込まれるため、過剰な整備を嫌う自治体が需要に対し整備を少なめに見積もった結果、目標達成が難しくなったとみられる。
政府担当者は、加速化プランで着実に整備は進んでいるとし「市町村が低く見積もっても、国の後押しで必要な量は確保できる」と説明している。
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