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独機墜落 最後の30分間を再現 [ニュース]

 フランスの検察当局が、

独格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機9525便が

仏南東部のアルプスに墜落する直前30分間の様子を明らかにした。

これは事故現場から回収された操縦室のボイスレコーダーの記録を書き起こし、

要旨をまとめたものだ。同機は現地時間24日午前10時01分にバルセロナを出発した。



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仏当局がまとめた最後の30分間の記録

・テープが始まる。

・最初の約20分は機長と副操縦士が「通常の明るく礼儀正しい」口調で話をしている。

・機長が副操縦士にデュッセルドルフへの着陸について手短に説明する。副操縦士の返答が短くなる。

・機長が副操縦士に機体の操縦を要請する。

・椅子が後方にスライドする音とドアが閉まる音が聞こえる。機長が「生理現象」のために席を離れたようだ。

・少しして副操縦士が飛行監視システムの下降ボタンを作動させる。作動は自発的にしか行うことはできない。

・機長がビデオインターコムを介して操縦室に入れるよう何度も要請しているのが聞こえる。

・機長が操縦室のドアをたたく。応答はないが、まだ操縦室の中で息をしているのが聞こえる。

・マルセイユの航空交通管制官が、操縦室と連絡を取ろうと繰り返し試みているのが聞こえる。

・航空管制官が操縦室に緊急救難信号7700を発信装置に入力するよう要請する。応答はなく、緊急着陸に向け同機に最優先権が与えられる。

・航空管制官が他の航空機に無線でジャーマンウィングス機に連絡を取れないかどうか試すよう要請する。応答はない。

・地上への接近を知らせる警告音が鳴り、誰かがドアを蹴破ろうとしている大きな音が聞こえる。

・最後の衝撃音の直前に衝撃音が一度聞こえる。同機は斜面に一度ぶつかったあと、山腹を滑り落ちていったとみられる。

・救難メッセージは一度も発信されず、副操縦士は一度も応答しなかった。


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