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徳島 大雪で依然329世帯が孤立 [災害]

大雪の影響で、徳島県では、三好市とつるぎ町、

それに東みよし町の、合わせて329世帯642人が孤立した状態で、

このうち11世帯17人の住民と連絡が取れていないということです。


つるぎ町では、98歳の女性が自宅で心肺停止の状態で見つかり、

その後、死亡が確認されました。


徳島 大雪で依然329世帯が孤立.JPG

徳島県内では、三好市の井川町井内東、井川町井内西、池田町漆川などの9つの地区で道路が倒木などでふさがれて車が通れず、復旧作業が行われていますが午後5時現在で、

234世帯424人が孤立した状態になっています。

このうち池田町漆川の11世帯17人と連絡が取れていないということです。


また、東みよし町では、最大で42世帯62人が孤立した状態でしたが、

午後5時現在では、11世帯16人が孤立した状態になっています。


これまでにすべての住民と連絡が取れたということです。
一方、つるぎ町の半田八千代地区では、最大でおよそ200世帯400人が孤立した状態でしたが、午後5時現在、84世帯202人が孤立した状態です。
自衛隊などがヘリコプターで現地に向かって調べたところ、高齢の女性1人が住宅の中で心肺停止の状態で見つかりました。
女性はこの家で1人で暮らす古川ミサ子さん(98)で、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、6日に亡くなったとみられるということです。
町によりますと、この女性のほかにこの地区で連絡が取れていなかった8世帯13人については、全員、所在を確認できたということです。
3つの市と町では、合わせて329世帯642人が依然、孤立した状態で、連絡が取れていない地域では、電話のほとんどがインターネット経由で使うIP電話で、停電すると、通話が出来ないということです。
このため、孤立状態になってから5日になる9日も災害派遣の自衛隊がおよそ180人の態勢で早朝から復旧作業にあたるとともに、ヘリコプターで現場に向かい、町の職員とともに状況の確認を急ぐことにしています。

自衛隊員が見た現場は
古川ミサ子さんが(98)家の中で倒れているのを発見した香川県の陸上自衛隊員がNHKの取材に応じました。
陸上自衛隊善通寺駐屯地第15普通科連隊の平尾和也3等陸曹は「つるぎ町の半田八千代地区にヘリコプターで到着したが、雪が膝上の辺りまで積もっていて、車などで現場に向かうのは難しい状況だった。安否確認のため古川さんの家に入ると、居間で古川さんが心肺停止の状態で倒れていた。この地区で孤立した状態になっていたほかの住民の方は寒そうな様子だったが、皆さん元気で無事を確認できた」と当時の様子を語りました。
また、秋本和秀2等陸士は「現場は雪が深くとても寒かった。古川さんの住宅にはストーブが無く、到着したとき、部屋の中は非常に冷え込んでいた」と話しました。

現場の地区は限界集落
古川ミサ子さんが暮らしていた、つるぎ町の半田地区は過疎と高齢化が進む限界集落です。
今回の大雪では、地区のうち南半分のエリア全体に当たる、いわゆる「半田八千代地区」が孤立しました。
7日から道路が復旧し始め、孤立状態は徐々に解消されていますが、古川さんの家がある長野地区は役場の支所からも車で1時間以上かかる山間部にあり、雪と倒木に阻まれて、依然、車では入ることができません。
65歳以上のお年寄りの割合は半田地区全体で39.85%と高齢化が進んでいて、1人暮らしのお年寄りを中心に災害時に支援が必要な人は338人に上っています。
このうち、長野地区は、集落で暮らす18人のうち、80%近くに当たる14人が65歳以上だということです。


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